ゴルフ中継やニュースを見ていると「今日は3アンダーでした」や「トータルで5アンダー」といった表現をよく耳にしませんか。
初心者の方にとっては、数字がマイナスになることが良いことなのか悪いことなのか、少し戸惑う瞬間があるかもしれません。
アンダーとは、簡単に言えばそのホールの規定打数(パー)よりも少ない打数でホールアウトすることを指しており、ゴルフにおいて非常に優れた成績であることを意味しています。
基準となるパーに対してどれだけ少なかったかを表すこの用語は、プロのトーナメントでは優勝争いの目安となる重要な数字です。
今回はこのアンダーという言葉の意味や計算方法、そしてアマチュアゴルファーがどのように向き合えば良いのかを解説します。
基本的なルールや用語を理解することで、ゴルフのプレーはもちろん、観戦の楽しみ方も大きく広がっていくはずです。
- アンダーパーは規定打数よりも少ない打数で上がることを指す
- リーダーボードの赤字はアンダーを表し好スコアの証である
- アマチュアにとってアンダーは非常に難易度が高い目標である
- まずはボギーペースなどの現実的な目標設定が上達の鍵となる
ゴルフ用語としてのアンダーの基本的な意味と使い方
image : golf-item-box- アンダーパーとは規定打数よりも少ない打数でホールアウトすること
- パーやボギーとの違いを知ることでスコアの仕組みが明確になる
- プロの試合やトーナメントでアンダーが重要視される理由
- イーブンパーやオーバーパーとの関係性を正しく理解する
- アマチュアゴルファーにとってアンダーを出すことの難易度
- リーダーボードで見かける赤字表記はアンダーを意味している
アンダーパーとは規定打数よりも少ない打数でホールアウトすること
ゴルフにおけるアンダーとは、正しくは「アンダーパー(Under Par)」という言葉を略したもので、基準となる打数よりも下回っている状態を指します。
各ホールには「Par 4」や「Par 5」といった規定打数が設定されており、これよりも少ない打数でカップインすることでアンダーとなります。
例えばパー4のホールを3打で上がれば「1アンダー」、パー5のホールを3打で上がれば「2アンダー」という計算になります。
18ホール全体の合計スコアでも同様に計算され、コースの総規定打数(通常は72)より少なければ、そのラウンドはアンダーパー達成となります。
パーやボギーとの違いを知ることでスコアの仕組みが明確になる
スコアを数える際には、基準となる「パー」を中心にして、打数が増減することで呼び方が変わります。
規定打数通りであればパー、1打多ければボギー、逆に1打少なければバーディとなり、この積み重ねが最終的なスコアになります。
アンダーを達成するためには、ボギーなどのミスを最小限に抑えつつ、バーディやイーグルといった好プレーを積み重ねる必要があります。
つまり、アンダーという言葉は単なる数字の結果だけでなく、そのプレーヤーがミスなく攻撃的なゴルフを展開した証拠でもあるのです。
プロの試合やトーナメントでアンダーが重要視される理由
プロゴルファーのトーナメントにおいて、優勝ラインは多くの場合アンダーパーの領域での争いになります。
厳しいコースセッティングの中で、いかに打数を減らせるかがプロの実力の見せ所であり、アンダーの数字を伸ばすことが勝利への絶対条件です。
4日間競技であれば、毎日安定してアンダーパーを出し続けることが求められ、1日でも大きく崩れると優勝争いから脱落してしまいます。
観戦する側としても、誰がどれだけアンダーを伸ばしているかに注目することで、試合の緊張感や展開をより深く楽しむことができます。
イーブンパーやオーバーパーとの関係性を正しく理解する
アンダーの対義語として使われるのが「オーバーパー」であり、規定打数よりも打数が多い状態を指します。
また、規定打数とちょうど同じ打数であることを「イーブンパー」と呼び、これらがスコアの基準点となります。
例えば「2オーバー」の状態からバーディを3つ取れば「1アンダー」に転じるなど、ラウンド中は常にこの基準を行き来することになります。
自分の現在のスコアが基準に対してプラスなのかマイナスなのかを把握することは、プレー中の精神状態を保つためにも大切です。
アマチュアゴルファーにとってアンダーを出すことの難易度
テレビでプロが簡単にアンダーを出しているのを見ると簡単そうに見えますが、一般のアマチュアにとってアンダーパーは極めて高い壁です。
通常のゴルフ場のコースレートやコンディションを考えても、ハーフだけでもアンダーで回るというのは上級者の中でも一握りの人だけです。
多くのゴルファーは100切りや90切りを目標としており、これらは全てオーバーパーの世界での話であることを理解しておく必要があります。
アンダーを目指すことは素晴らしい目標ですが、まずは自分の実力に合った目標設定をすることが、長くゴルフを楽しむ秘訣と言えるでしょう。
リーダーボードで見かける赤字表記はアンダーを意味している
ゴルフ場のクラブハウスやテレビ中継で見るリーダーボード(順位表)では、スコアの色分けがされています。
一般的にオーバーパーは黒字や青字で表記されますが、アンダーパーは赤字で目立つように表示されることが好スコアであることの象徴です。
この「赤字」を目指してプレーヤーたちは凌ぎを削っており、リーダーボードの上位が赤一色になることも珍しくありません。
順位表を見る際は、単に順位だけでなく、この色の違いに注目してみると、その日のコースの難易度や選手の調子が一目でわかります。
アンダーを目指すために知っておきたいスコアメイクのコツと知識
image : golf-item-box- バーディやイーグルを達成することがアンダーへの近道となる
- ダブルボギーやトリプルボギーなどのミスを減らすマネジメント
- ゴルフ場の距離やパットのライン読みがスコアに与える影響
- 初心者がまず目標にすべきはアンダーではなくボギーペース
- プロゴルファーの平均ストロークとアンダーパー率の凄さ
- 18ホールの合計打数でアンダーを出すための精神的なアプローチ
バーディやイーグルを達成することがアンダーへの近道となる
アンダーパーのスコアを作るためには、必ずどこかのホールでパーよりも良いスコアを出す必要があります。
具体的には1打少なく上がる「バーディ」や、2打少なく上がる「イーグル」を獲得することが、スコアを赤字にするための必須条件です。
ロングホール(Par 5)で2オンを狙ったり、精度の高いアプローチでピンそばに寄せたりする技術が、バーディ奪取には欠かせません。
ただし、無理にバーディを狙いすぎてリスクを冒すと、逆に大叩きする可能性もあるため、攻めと守りのバランスが重要になります。
ダブルボギーやトリプルボギーなどのミスを減らすマネジメント
アンダーを目指す上で最も避けなければならないのが、ダブルボギーやトリプルボギーといった大きなミスです。
せっかくバーディを取ってスコアを縮めても、次のホールでダブルボギーを叩いてしまえば、貯金は一気になくなってしまいます。
ボールを林に打ち込んだり、池に入れたりしないような安全なルートを選ぶコースマネジメントが、安定したスコアメイクには不可欠です。
「ボギーでも良し」とする心の余裕を持つことが、結果的に大崩れを防ぎ、トータルでの好スコアに繋がることがよくあります。
ゴルフ場の距離やパットのライン読みがスコアに与える影響
アンダーを出すためには、ショットの正確性だけでなく、グリーンの読みや距離感の把握が極めて重要です。
特にパッティングはスコアの約4割を占めると言われており、微妙な傾斜や芝目を読む力が、最後の1打を決める鍵となります。
残りのヤード数を正確に把握し、風向きや高低差を計算に入れたクラブ選択を行うことで、バーディチャンスをより多く作ることができます。
最近では距離計測器を使うアマチュアも増えており、正確な情報を元にプレーすることがスコアアップの近道となっています。
初心者がまず目標にすべきはアンダーではなくボギーペース
これからゴルフを本格的に始める初心者の場合、いきなりアンダーパーを目指すのは現実的ではありません。
まずは全てのホールをボギーで上がる「ボギーペース(スコア90)」を目標にすることで、無理のないプレーが可能になります。
全ホールボギーであればトータル18オーバーですが、これはアマチュアゴルファーとしては非常に立派な成績と言えます。
基礎を固めてボギーペースが当たり前になってから、パーを拾いに行き、いつかアンダーを目指すという段階を踏むことが上達への王道です。
プロゴルファーの平均ストロークとアンダーパー率の凄さ
トッププロのスタッツ(成績データ)を見ると、彼らがいかに高い確率でアンダーパーを出しているかがわかります。
年間を通じての平均ストロークが70を切る選手もおり、これは毎ラウンド安定してアンダーを出しているという驚異的な事実の証明です。
また、パーオン率(規定打数より2打少なくグリーンに乗せる確率)や平均パット数などのデータも、アマチュアとは桁違いの数値を記録します。
これらのデータを知ることで、プロの技術の高さや、1打に対する執念深さを改めて実感することができるでしょう。
18ホールの合計打数でアンダーを出すための精神的なアプローチ
ゴルフはメンタルのスポーツと言われる通り、18ホールという長丁場で集中力を維持することがアンダー達成の条件です。
前半で良いスコアが出ても、後半で意識しすぎて体が動かなくなり、最終的にスコアを落とすというケースは後を絶ちません。
目の前の1打に集中し、過去のミスや未来の結果を考えすぎない「今ここ」に集中するマインドセットが必要です。
プロであっても緊張やプレッシャーと戦っており、それをコントロールする精神力こそが、アンダーパーを出し続ける秘訣なのです。
まとめ:アンダーの意味を理解してゴルフ観戦やプレーをもっと楽しむ
- アンダーとは規定打数(パー)よりも少ない打数で回る好成績のこと
- プロの試合では赤字のアンダーパーが優勝争いの基準となる
- アマチュアにとってアンダーは非常に難しいが目指すべき高い頂である
- バーディを狙いつつ大叩きを防ぐマネジメントがスコアのカギ
- まずはボギーペースなどの現実的な目標からステップアップしよう
- 数字の意味を知ることでトーナメント観戦の深みが増す


