ゴルフを始めたばかりの頃、スコアカードに記入する数字や用語に戸惑うことはありませんか。
特に「ボギー」という言葉は、ラウンド中に最も頻繁に耳にする用語の一つです。
ボギーとは、そのホールの規定打数(パー)よりも1打多くかかってホールアウトすることを指し、ゴルフにおいて非常に一般的なスコアです。
プロの試合では悔しがられることもありますが、アマチュアゴルファーにとっては、安定してボギーを取ることが上達への大きな第一歩となります。
言葉の意外な由来や、スコアメイクにおける重要性を知ることで、ゴルフの楽しみ方がより深まるはずです。
今回は、このボギーという用語の意味や計算方法、そしてなぜ初心者がボギーを目標にすべきなのかを詳しく解説します。
- ボギーは規定打数よりも1打多い打数で上がることを指す
- 名前の由来は伝説の怪物「ブギーマン」に関連している
- 全てのホールをボギーで回るとスコアは90になる
- 無理にパーを狙わずボギーを目標にすることが100切りの近道
ゴルフ用語としてのボギーの基礎知識と由来
image : golf-item-box- 規定打数よりも1打多い「ボギー」の正確な意味と計算
- スコア用語の基準となるパーとボギーの関係性を理解する
- 意外と知らない言葉の由来は「ブギーマン」から来ている
- ダブルボギーやトリプルボギーとの打数の違いを整理
- アメリカとイギリスで異なる歴史的背景と用語の定着
- 初心者がまず目指すべきはパーではなくボギーである理由
規定打数よりも1打多い「ボギー」の正確な意味と計算
ゴルフにおけるボギー(Bogey)とは、各ホールに設定された規定打数(パー)に対して、プラス1打でカップインすることを意味します。
例えば、パー4のミドルホールであれば5打、パー5のロングホールであれば6打で上がればボギーとなります。
スコアカードにはそのまま打数を書くこともあれば、わかりやすく「+1」や「△」などの記号を使って記録することもあります。
1打だけのオーバーであればミスショットがあっても挽回可能な範囲であり、大崩れを防いだ堅実なプレーと言えるでしょう。
スコア用語の基準となるパーとボギーの関係性を理解する
ゴルフのスコアは「パー(Par)」を基準の0として、打数が増減することで呼び方が変わります。
パーよりも1打少なければバーディ、逆に1打多ければボギーとなり、このプラマイの積み重ねが最終的なスコアになります。
多くのゴルファーはパーを目指してプレーしますが、実際にはパーを取ることは簡単ではなく、ボギーが基準となることが多いのが現実です。
ボギーは「失敗」ではなく「許容範囲内の結果」と捉えることで、プレー中のプレッシャーを大幅に減らすことができます。
意外と知らない言葉の由来は「ブギーマン」から来ている
ボギーという言葉の語源は、19世紀後半のイギリスで流行していた歌に出てくるお化け「ブギーマン(Bogeyman)」だと言われています。
当時、基準打数(現在のパーに相当するスコア)で回ることは非常に難しく、「捕まえるのが難しい」という意味でブギーマンに例えられました。
「こいつ(好スコア)を捕まえられるなら捕まえてみろ」という意味合いから、当初は素晴らしいスコアを指す言葉として使われていました。
しかし、時代の流れとともに用具や技術が進化し、パーの基準が上がったことで、ボギーは「パーより1打多いスコア」という意味に変化していきました。
ダブルボギーやトリプルボギーとの打数の違いを整理
ボギーよりもさらに打数叩いてしまった場合には、その数に応じて呼び方が変わっていきます。
規定打数より2打多い場合は「ダブルボギー(通称ダボ)」、3打多い場合は「トリプルボギー(通称トリ)」と呼びます。
さらに4打多くなると「クアドラプルボギー」となりますが、一般的にはダブルパーなどと呼ばれることもあります。
ボギーで収めるのと、ダブルボギーにしてしまうのとでは、最終的なスコアに雲泥の差が出るため、いかにボギーで止めるかが重要です。
アメリカとイギリスで異なる歴史的背景と用語の定着
ゴルフ発祥の地とされるスコットランドやイギリスでは、古くからボギーという言葉が使われてきましたが、アメリカでは少し事情が異なりました。
アメリカでは当初、基準打数を表す言葉として「パー」が普及し、ボギーはパーよりも劣るスコアとして定着しました。
現在では世界共通のルールとして用語が統一されていますが、歴史を紐解くと国や地域によって言葉の重みが異なっていたことがわかります。
初心者がまず目指すべきはパーではなくボギーである理由
ゴルフを始めたばかりの初心者が、いきなりプロのようにパーやバーディを狙うのは現実的ではありません。
無理にパーを狙って難しいショットに挑戦すると、ミスがミスを呼び、トリプルボギーやそれ以上の大叩きにつながりやすくなります。
「ボギーでいいんだ」と割り切って安全なルートを選べば、大きなミスが減り、結果としてスコアが安定します。
ボギーオン(規定打数より1打多くグリーンに乗せること)狙いのマネジメントこそが、脱初心者のための最強の戦術なのです。
ボギーペースを味方につけて上達するための戦略
image : golf-item-box- ボギーペースを守ることが100切りの最短ルートとなる
- 無理なパー狙いが大叩きにつながるリスクを知る
- リカバリー率を高めてボギーでしのぐアプローチ技術
- メンタル管理としてボギーはナイスショットと捉える
- プロゴルファーにとってのボギーの意味と重みの違い
- 難しいホールでは最初からボギー狙いが正解の判断
ボギーペースを守ることが100切りの最短ルートとなる
「ボギーペース」とは、全てのホールをボギーで回るペースのことを指します。
18ホール全てをボギー(+1)で回ると、トータルスコアは「90」となり、多くのアマチュアが目標とする100切りを余裕で達成できます。
つまり、一度もパーを取らなくても、全てボギーであればハーフ45、トータル90という素晴らしいスコアが出るのです。
この計算を頭に入れておけば、「パーを取らなきゃ」という焦りが消え、精神的に余裕を持ってプレーできるようになります。
無理なパー狙いが大叩きにつながるリスクを知る
アマチュアゴルファーがスコアを崩す最大の原因は、無理なショットを選択してしまうことにあります。
林の中から狭い隙間を狙ったり、池越えでギリギリの距離を攻めたりして失敗し、ダブルボギー以上を叩いてしまうケースです。
ボギー狙いなら、安全な横に出すだけのショットや、ハザードを避けた手堅い攻め方が選択肢に入ります。
「急がば回れ」の精神で、リスクを回避することが、結果的にボギーという好スコアを守ることにつながります。
リカバリー率を高めてボギーでしのぐアプローチ技術
ボギーを確実に取るためには、グリーン周りのアプローチとパッティングの技術が不可欠です。
ティーショットやセカンドショットでミスをしても、3打目や4打目でグリーンの近くまで運び、そこから寄せて1パットか2パットで上がればボギーで収まります。
ドライバーで250ヤード飛ばす必要はなく、残り50ヤード以内を確実にグリーンに乗せる技術があれば、ボギーペースは維持できます。
日々の練習でも、アプローチとパターに時間を割くことが、スコアアップへの一番の近道と言えるでしょう。
メンタル管理としてボギーはナイスショットと捉える
ラウンド中は、自分のスコアに対してどのような評価を下すかが、その後のプレーに大きく影響します。
ボギーを「打ってしまった」と悔やむのではなく、「ナイスボギー!よく耐えた」とポジティブに捉えることが大切です。
気持ちを切り替えて次のホールに向かうことができれば、連続してミスをすることを防げます。
自分自身にも同伴者にも、ボギーを称賛する言葉をかけることで、リズムの良いラウンドを作ることができます。
プロゴルファーにとってのボギーの意味と重みの違い
アマチュアにとってのボギーは合格点ですが、プロゴルファーにとっては優勝争いから後退する痛いミスとなります。
アンダーパーが求められるプロの世界では、ボギーを打つことはスコアを落とすことを意味し、その後のホールでバーディを取り返す必要が出てきます。
しかし、難易度の高いメジャー大会や悪天候時には、プロであっても「ボギーでも御の字」という我慢比べの展開になることもあります。
状況やレベルによってボギーの価値は変わりますが、スコアメイクの要であることに変わりはありません。
難しいホールでは最初からボギー狙いが正解の判断
コースには、距離が長かったりハザードが多かったりする難易度の高いホール(ハンディキャップが低いホール)が必ず存在します。
そういったホールでは、プロや上級者でもパーを取るのが難しいため、最初からボギーを目標にする戦略が賢明です。
「ここはボギーでOK」と決めておけば、無理に飛ばそうとして力むこともなくなり、スムーズなスイングができます。
逆に簡単なホールでパーを狙い、難しいホールはボギーで守るというメリハリをつけることが、賢いゴルフマネジメントです。
まとめ:ボギーの意味を理解し90切りを目指す確実なゴルフを
- ボギーはパーよりも1打多いスコアであり決して悪い結果ではない
- 語源は「捕まえにくいもの」を意味するブギーマンに由来する
- 全ホールボギーならスコア90となり100切りは余裕で達成できる
- 無理なパー狙いを避けて大叩きを防ぐことがスコア安定の鍵
- アプローチとパットを磨いてリカバリー力を高めることが重要
- ボギーをポジティブに捉えるメンタルが楽しいラウンドを作る


